第一審で有罪判決を受け、懲役1年8月の刑が決まり、藁にもすがる思いで何人もの弁護士の先生に話を聞いてもらったのですが、みなさん、「一審の判決は覆ることは無い」と口を揃えて仰いました。
実質7人ほど話をしたのですが、ほかの先生の中には、「早く時期を決めて務めてきた方が…」なんて言う人もいました。そんな中、中村先生だけが 「周りに協力してくれる人はいるの?」、「周りの協力があればもしかしたら…」と、仰ってくださり、諦めかけていた自分の心に希望の光が差した思いでした。
確かに自分は犯罪者であり、犯した罪は償うべきでありましたが、先生は、私に社会生活の中で償っていく道を指し示してくださいました。家族を大切にすることや、感謝をもって穏やかな気持ちで生きて行くことを熱心に説いてくださり、心を打たれました。両親や兄弟、妻とも面談し関係を築いてくださり、先生の言葉を信じ、従った結果、控訴審では猶予判決を言い渡されました。奇跡が起きた様な思いでした。
今、家族と幸せに生きて行けるのも先生との出会いがあったからこそだと、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。