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刑事事件に強い弁護士とはどういう弁護士か

ご家族や恋人、友人など、あなたの大切な人が刑事事件に巻き込まれてしまったとき、あなたは、まず最初に、刑事弁護士を雇うべきかどうか考えるに違いありません。刑事事件に強い弁護士は何をしてくれるのかを解説していきます。

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当事務所は「スピードは正義」を掲げており、迅速にご対応いたします。ご依頼をご検討中の方は、まずはお電話にてご事情をお聞かせください。24時間ご相談受付を行っており、速やかに弁護士が対応します。問い合わせフォームよりご相談をお待ちしております。

刑事事件に強いとはどういうことか

刑事事件には様々な事案があります。痴漢や盗撮といった比較的軽微な条例違反示談交渉が必須の性犯罪事案や暴行・傷害・器物損壊といった事案法廷での高度な尋問技術が求められる否認事件や、重大事案と分類される、裁判員裁判事案や特捜部事案言語や文化の違いという特異な問題が絡む外国人事案などです。

刑事事件に強い弁護士とは、一言でいえば依頼人の求める目標を獲得できる可能性が高い弁護士です。刑事事件に巻き込まれたとき、その事件を解決するための目標があります。逮捕された事件では1日でも早い身柄拘束からの解放が最初の目標となるでしょう。被害者のいる事件では、示談をして不起訴処分を得ることが理想です。

起訴された場合、前科を避けるためには無罪判決を獲得することが目標になります。依頼人が罪を認めており、証拠が十分な事件の場合には、執行猶予付きの判決が現実的な目標となるケースもあります。弁護活動は、そうした目標を達成するためにもっとも効果的なものでなければ意味がありません。そのためにまず必要なのは刑事事件の豊富な知識と経験です。

刑事手続の流れを熟知していなければ、適切な弁護方針を決定することはできません。事案ごとに、「どのような弁護活動が効果的か」ということに精通している必要があります。例えば取調べに対してどのような方針を取るのがベストなのか、その事件に照らして様々な視点から検討して決定する必要があります。また数々の刑事事件を実際に経験しているからこそ分かることがあります。示談交渉や、法廷での弁論や尋問といった現場でのパフォーマンスを求められる弁護活動は、経験がものを言います。

刑事事件に強い弁護士には、高度な技術も必要です。接見で依頼人から漏れなく事実を聞き取る技術、取調べで黙秘の方針を取る場合には、依頼人の方に黙秘を貫いてもらうための技術、示談交渉で被害者に納得していただく技術、何より刑事裁判における法廷での尋問や弁論の技術、これらは非常に専門的で、知識や経験だけでなく、研修等で研鑽を積み技術を磨くことが必要不可欠です。刑事事件に強い弁護士は常に技術を磨き続けています。

刑事事件に強い弁護士には、情熱も必要です。刑事事件は理不尽の連続です。冤罪事件で逮捕されるということが最たる例です。一度逮捕されると、そう簡単に身柄拘束を解放できない事件もあります。刑事事件の当事者となった時点で、様々な不利益が襲い掛かります。依頼人は絶望の淵にいるわけです。その依頼人を励まし、理不尽に耐え、最終的に求める目標を勝ち取る情熱が刑事事件の弁護活動には必要です。

刑事弁護士の役割と重要性

刑事弁護士は何をしてくれるのか、なぜその役割が重要なのかを解説します。

弁護士を通じて情報を入手し家族とのコミュニケーションが可能となります

刑事事件において、ご家族が突然逮捕された時、すぐに本人に面会することは制限されることが珍しくありません。面会が可能になったとしても面会時間は限られます。弁護士以外の方の面会では警察官が立会うので、事件の内容に関する話をするのは現実的ではありません。
弁護士が、本人と面会し、容疑がかかっている刑事事件の内容と本人の認識を確認し、警察や検察官に連絡を取ったりすることによって、事件に関する情報を収集することができるのです。

不当な取調べや不必要な身柄拘束を回避することができます

刑事事件にあっては、刑事弁護士に弁護を依頼することで、不当な取調べや不必要な身柄拘束を回避することができます。この点も刑事事件が民事事件と事情が異なる大きな点ですが、刑事事件の捜査は常に人権侵害と背中合わせです。

刑事弁護士は、刑事事件の手続に精通した法律の専門家として、家族の方々に代わって、違法な捜査をチェックし、刑事事件で逮捕されている方に対し、被疑者権利の告知や指導を適宜行い、自白を獲得するために厳しい追及、強迫、偽計などの違法な取調べを回避する必要があります。

被害者との示談交渉を円滑に進めます

刑事事件では、被害者との示談交渉を進める上でも弁護士の存在は不可欠です。被害者の存在を無視して刑事事件の弁護はできません。刑事事件で蒙った被害を金銭的な賠償により被害回復することは、被害者にとっても大きな関心事です。被害者がいる刑事事件では、弁護士を介した示談が非常に重要です。

刑事事件弁護士の選び方

弁護士を選ぶ際のポイントで一番重要なことは、「自分に合った弁護士」を選ぶことです。つまり、コミュニケーションをとり易い弁護士を選ぶということだと思います。いくら能力の高い弁護士であっても、依頼人とのコミュニケーションに問題があり「弁護士に怒られそうで、依頼人が弁護士に真実を話せない。」などといった問題があるままでは、弁護士の能力は発揮できないからです。ですから、最初にするべきことは相談電話などを利用して、実際に弁護士と話をしてみて、自分に合った弁護士と感じるかどうかを確認することが重要であると思います。

次に、やはり能力の高い弁護士を選ぶことが肝要です。「能力の高さ」と言っても、素人にはなかなか分かりません。弁舌巧みな弁護士が必ずしも能力が高いとは言えませんし、大事務所の弁護士が常に能力が高いとも言えないのです。ここで、ひとつ指摘しておきたいのは、「聞き上手な」弁護士、「聴取能力の高い」弁護士を探すことです。事実を聞き出す能力というのは、刑事弁護士にとって最も重要なことと考えるからです。

皆さんがテレビや新聞報道で目にする事件は、どれも完結した物語として伝えられています。しかし、どの事件も実は様々な「顔」をもっています。警察や検察から見れば、極悪非道な重大犯罪であっても、見方を変えれば「やむに止まれず」といった事情がある場合もあります。捜査機関が事件捜査をする場合、被害者側から捜査を始め、それを補強する膨大な証拠が集められます。したがって、逮捕などの強制捜査が始まるときには、既に事件の「顔」は出来上がってしまっているのです。このような中で、逮捕された本人が自分の言い分を捜査機関や裁判所に分かってもらうことは非常に難しいのです。しかし、これを可能にするのが、あなたにとっての“強力な刑事弁護士”であり、聴取能力の高さこそ捜査機関に対抗できる要素であると思います。

有罪を支える膨大な証拠をもつ捜査機関に対し、一個人の弁護士がどうして対抗できるのでしょうか。それは、捜査機関の200点、300点といった大量の証拠に匹敵するだけの強力な「証拠の宝」を弁護人がもっているからです。その「証拠の宝」とは、依頼人である被疑者・被告人その人です。依頼人こそが事件の全てを知っています。
実は、問題は、弁護士が依頼人から重要事実を聴き出すことができるかにかかっているのです。事件の鍵を握る重要な事実であっても、依頼人自身がその重要性に気づかずに捜査機関や弁護士に話していない事実というものがあります。あるいは、忘れてしまった重要な体験事実というものがあるのです。これを聴き出す能力こそ、刑事弁護士に求められる能力なのです。

中村国際刑事法律事務所(NICD)は、検事として長年捜査に携わった貴重な経験を有する弁護士が在籍しており、その聴取能力は非常に高いものがあります。NICDのモットーは、こうした高い調査能力を背景に、独自に事件の背景調査や人物調査を行い、事件の「顔」のうち、最も被疑者・被告人に有利な側面に光を当てて、検察側ストーリーとは異なった弁護側ストーリーを組み立てることです。時には、このような手法によって冤罪事件と闘い、また時には独自の情状弁護を展開して温情判決を受けることを可能とするのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。刑事事件に強い弁護士とはどういう弁護士なのか、刑事事件における弁護士の重要性について解説しました。刑事事件においては、弁護士の選択が将来に大きな影響を与えることがあります。そのため慎重に選び、専門性があるかという点を熟考することが重要です。

しかし、刑事事件の手続きに一度乗ってしまうと、熟考する時間をとることは難しいでしょう。専門性とご自身が信頼できると感じた弁護士を選ぶことが肝要です。

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