その日、私は検察官からの突然の連絡により重苦しかった毎日が、更に重苦しいものになりました。原因は数ヶ月前に職場内で起こした傷害事件。
被害者の方への治療費の支払いは誠心誠意をもって対応しておりましたが、この急な展開は全く予想していませんでした。気が動転したまま検察での事情聴取を受け、あまりに大きすぎる不安と絶望を背負い、重い足取りで自宅へ帰ったのを今でも覚えています。
すぐさまインターネットを使って、今後自分はどうなっていくのか、どのような処罰を受けることになるのかを調べていくうちに、自分が起こした事の重大さに再度打ちのめされました。これはもう弁護士さんに相談しないと解決出来ないと判断し、慌てて刑事事件を担当していただける弁護士さんに片っ端から連絡をしました。ところが、どこの弁護士さんも対応がないがしろで、予約してからの順番待ち。
そんな中、中村先生だけは親身になってお話を聞いてくださり、とても心が落ち着いたのを覚えています。中村先生に依頼してからは、強固な姿勢の被害者の方と粘り強く、丁寧かつ迅速にアポイントメントをとっていただき、また検察官とも慎重にやり取りをしていただいたおかげで、不可能だろうと思われた起訴猶予を勝ち取っていただきました。ご報告を受けた時は安堵のあまり泣き崩れてしまいました。本当にありがとうございました。
しかし、問題はそれだけでは解決しませんでした。その報告から2年が経ち、私は被害者の方からの終わりの見えない治療費の支払いに悩み続けていました。再度、中村先生にご相談をしたところ、先生はまた親身になってお話を聞いて下さり、快くアフターケアとして無償で被害者の方への対応をしていただきました。そして無事に示談成立まで導いていただきました。
中村先生には本当に感謝の言葉しかありません。
私が社会人としてこうやって毎日を過ごせているのは中村先生のお力添えがあったからこそのことだと確信しております。今後はこのような過ちを2度と起こさず、仕事に勉強に一生懸命励んでいく所存であります。本当に、本当にありがとうございました。