弁護人のサポートにより迅速に執行猶予判決を獲得
事件の概要
対象者は、観光目的で日本に入国したが、都内でコカインを使ったとの容疑をかけられていた。事件後に日本国内でけがをし、病院に入院していたため、逮捕はされていなかったが、逮捕されることがほぼ確実な状態で、父親からメールで相談があったため、相談対応、受任となった。
弁護方針
相談を受けた後すぐに、弊所の弁護士が病院に駆けつけ、事情聴取を行った。
数日後に、対象者の病状が安定したため、対象者は逮捕されることになった。逮捕の現場にも弊所の弁護士が立ち会い、今後の手続等について十分な説明を対象者本人と家族に対して行った。
対象者は当初、被疑事実を否認していたものの、途中から自白に転じたため、できる限り早く裁判を終わらせ、帰国させる方針をとることとなった。
対象者が勾留されている間、父親は日本に滞在していたため、平日は毎日、父親は警察署で対象者に面会した。日本の警察署では、外国人の面会に通訳が立ち会う必要があるため、弊所の弁護士が毎日面会に通訳として同行した。その他にも父親が滞在している宿泊先のホテルとのやりとり、父親が法廷で着るための衣類の買い出し同行、帰国時のタクシーの手配等、法律面以外のサポートも行った。
結果
検察官、裁判所と交渉を行った結果、早めに裁判が行われることになり、判決もその日に言い渡してもらうことができた。言い渡された判決は執行猶予判決。最終的に、通常よりも1ヶ月ほど早く裁判を終わらせることができ、判決言い渡し後すぐに対象者は帰国することができた。