迅速かつ的確な対応で勾留決定を覆し審判不開始
事案概要
少年が被害者のズボンから財布を窃取したスリの窃盗事案です。勾留が決定した段階でご依頼を受け、受任をしました。
弁護活動のポイント
まずは身柄の解放をするために受任後すぐに、勾留決定を取り消し、検察官の勾留請求を却下してもらうため、裁判所に準抗告を申し立てました。
その後すぐに示談交渉も行いました。少年本人と親の謝罪文を被害者へ交付して謝罪の気持ちを伝え、示談成立し、被害届も取り下げていただきました。家裁送致までの間には、少年本人は反省を深めて反省文を作成、今後の両親の指導監督についても家族で綿密に話して書面を作成し、家裁送致後すぐにそれらの書面とともに審判不開始を求める意見書を家庭裁判所へ提出しました。
弁護活動の結果
勾留決定に対する準抗告は認容され、受任の翌日には身柄解放することができました。
また、示談成立と被害届の取り下げも受任後1週間以内のことでした。家裁送致日に即日意見書を提出し、審判不開始となりました。