粘り強い示談交渉と的確な弁護方針で罪名落ちと執行猶予を獲得
子供が殺人未遂等で逮捕されたとして相談を受け、母親より依頼を受けました。
一方的に好意を抱いた相手に対し、嫌われたと感じたことから殺すつもりではなく、相手を抱きしめたいという思いで被害者の身体をナイフで刺し、傷害を負わせたという事案でした。
殺意の有無について争いがあったため、傷害罪での起訴となるよう弁護活動を行い、その結果、起訴罪名は殺人未遂罪ではなく、傷害罪となりました。
また、示談交渉も難しいものになると予想されましたが、被疑者の反省の意を伝えるとともに、二度と被害者に接触しないことを誓約させるなど具体的な再犯防止策を講じ、粘り強く交渉した結果、起訴後に示談成立となりました。
責任能力についても争いの余地はありましたが、裁判では責任能力は争わず、情状として主張した結果、短期間で裁判を終了することができ、実刑判決の可能性もあり得るところでしたが、執行猶予付き判決を獲得することができました。
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