保釈及び示談の成立に奔走し執行猶予判決を獲得
事件の概要
依頼者は、友人の誘いを受けて、2件の振り込め詐欺にキャッシュカードの受け取り役(受け子)・ATMからの現金の引き出し役(出し子)として関与してしまった。
被害額が数百万円と高額であった。
弁護方針
早期の身柄解放と、示談を成立させ、執行猶予判決を得ることが目標となった。
被害者は示談を拒否していた。
また、被害額が多額すぎたため、依頼者は全額を弁償できない資金状況にあった。
そのため、被害者に対する示談に変えて、被害者へ損害額を補填した銀行に対して、依頼者が得てしまった金額についてのみ被害弁償をすることとした。
結果
起訴直後に保釈許可決定された。
銀行への被害弁償を行い、執行猶予判決を得た。