親族含めた再犯防止アピールで執行猶予
事件の概要
覚せい剤を自己使用した事件。覚せい剤取締法違反の前科を複数持つ方からの依頼。
7年前に同種前科で服役を終えて、出所した。覚せい剤を使用して錯乱状態に陥ったところ、親族が110番通報をした。
捜査機関に事件が発覚し、逮捕・勾留されたため、その親族から依頼を受けた。
弁護方針
出所から、再犯まで、経過年数が浅かったために、執行猶予付きの判決を得ることができるかどうか際どい事例だと思われた。
執行猶予付きの判決を得るためには、被告人と親族の再発防止に向けた意欲を裁判所に対して存分にアピールする必要があった。
早期の身柄解放を得て、覚せい剤依存症の治療に専念してもらうべく、親族を巻き込んで、身柄解放及び依存治療に専念してもらうように弁護した。
結果
起訴直後に保釈が認められ、執行猶予付きの判決を得た。