弁護人の交渉により被害届を出されることなく不起訴処分を獲得
被疑者が酔って店内で陰部を露出した公然わいせつの事案です。店員の通報により本件が発覚しました。
当事務所にて受任後、担当弁護士を通じて被害店舗に対し謝罪の申し入れを行いました。弁護士から被疑者の反省や家族が被疑者を支えていくつもりであることをお話ししたところ、店舗からは「今回については処罰を希望しない、今後は気を付けるように」とのお言葉をいただくことができました。被害届も出されることはありませんでした。
依頼者に対しては、依頼者の反省の気持ちが強かったことから、それを適切に捜査機関へと伝えるために謝罪文、反省文の作成指導を行いました。また、依頼者の家族にも、今後も依頼者を支えていく旨の書類を作成していただきました。
検察官は、依頼者が店舗や本件を目撃した客に与えてしまった影響を重くとらえ、当初は罰金にするつもりのようでしたが、店舗が処罰を望んでいないことや被疑者の反省状況、家族の監督状況、贖罪寄付を行ったこと等の依頼者の活動を考慮していただき、不起訴処分を獲得することができました。