様々な方向から粘り強く弁護をし逆転無罪判決
事件の概要
複数人で飲み会をしている最中に、依頼者が、被害者とされる者に対して、火をつけて火傷を負わせたとされる傷害事案。
被害者とされる者は、依頼者が火をつけたと供述していた。
依頼者は、一貫して自分は火をつけていないと主張していた。
弁護方針
犯人性を否定させ、無罪判決を得ることが目標であった。
着火実験を行い、事件当時の位置関係や被害者とされる者の供述する方法で着火が可能であるかを確認した。
また、目撃者や供述心理学の専門家に話を聞いた。
被害者とされる者が、なぜ依頼者が犯人であると供述をするのかについて、科学的な見地から裁判官を説得することを心掛けた。
結果
第一審判決では、犯人であると認定され、有罪の判決となった。
控訴審判決においては、犯人性が否定され、無罪判決を得た。