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ウィンターインターン参加者感想文Y.Fさん(2018年)(早稲田学部在籍)

ウィンターインターン 参加者感想文 Y.Fさん(2018年)(早稲田学部在籍)

はじめに

私は、2018年12月17日・18日の二日間、中村国際刑事法律事務所(NICD)様のウィンターアソシエイトプログラム(WA)に参加させていただきました。刑事系分野を扱う法曹を志しております私にとって、刑事専門事務所であるNICD様が開催して下さるWAはとても自身の将来を考える上で勉強になると思い、今回WAを応募させていただき、幸運なことに二日間参加させていただくことが出来ました。以下、私が経験させていただきましたプログラム内容・感想等について記させていただきます。

WAの内容・感想等

まず、私は1日目の午前に坂本先生から類型証拠開示請求書の作成のアサインをいただき、2日目にその講評をしていただきました。このアサインは、事件記録を参照しながらどのような証拠を開示請求するのかを考える課題でしたが、実際の事件において、弁護士側がどのような証拠を求めるのかを想像するのが難しかったです。何とかこのアサインを提出した後、坂本先生から講評をしていただいた際に見せていただいた実際の証拠開示請求書は、緻密かつ詳細であり、刑事弁護における主張立証活動の奥深さのようなものを感じた気が致しました。
次に、1日目の午後に佐々木先生に裁判傍聴に連れて行っていただきました。そこで拝見した刑事事件の公判審理は、私が今までの人生で見たものの中で最も弁護士側と検察官側が能動的に争っていたと記憶しています。具体的には、弁護側の反対尋問について、検察官が何度も異議を唱え、これに対して弁護士の方が力強くご自身の意見を述べていたことが印象に強く残っております。私は、このような緊迫した刑事事件の公判を拝見し、そのシビアさを感じました。
また、1日目の夜に、柏本先生ご担当の新件事件の依頼者からの相談の場に同席をさせていただきました。柏本先生は依頼者の方から詳細に事件の経緯を聞き、とても丁寧に今後の展望等について説明されていたことが印象に残っております。また、依頼者の方にとっては自身の人生にいて非常に重要な問題である以上、その部屋の空気はとても緊張感があると感じ、刑事事件に携わる弁護士の方の職責の大きさについて思いをめぐらしました。
最後に、2日目の午後に、先生に見せていただいた資料をもとに、模擬接見をしていただきました。このアサインは、逮捕された直後の初回接見の際に、私が弁護士の立場であったらどのようなことを被疑者役の先生に聞くかを考え、実際に質問していくという内容でした。私が考えて行った質問は、やはり全然十分なものではなく、終了後の講評で教えていただいたことにより「こういうことを聞くべきだったのか」や「被疑者の方はそういうことを最も気にしているのか」等を知ることが出来ました。また、このアサインでは自身が試験のために勉強したことが基礎となっていること(勾留の要件論等)に気付かせていただき、より知識をつけていかなくてはならないと反省致しました。

WAを通じて

今回のNICD様のWAは、刑事分野に興味を持っております私にとってとても刺激的かつ貴重な経験となったと思います。私自身、刑事事件の案件を扱う法律事務所に行くのが初めてでしたので、実際に刑事弁護の最先端で活躍されている弁護士の方々のお仕事やその資料等を拝見させていただき、大変勉強になりました。また、NICD様の事務所はとても暖かい雰囲気で、弁護士の方々や事務員の方々が非常に和やかな空気感を持っていらっしゃると思いました。
今回のNICD様のWAにより、私はより一層刑事事件に携わる法曹を目指すことを決意するとともに、その具体的なイメージを持つことが出来たと考えております。NICDに所属されている皆様方に、この二日間お世話になり、非常に貴重な機会をいただけたことを感謝したいと思います。本当にありがとうございました。またお世話になる際には、何卒よろしくお願い申し上げます。

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