逮捕後「接見・面会」できるのは(原則)弁護士だけ
できる限り早い段階で薬物事件に刑事弁護士が介入することで、身体拘束をはじめとした日常生活への影響を最小限に抑えることができます。起訴されると99%有罪です。薬物事件はスピードが重要です。このため24時間土日夜間受付のご相談窓口(初回無料)を設置しています。無料法律相談をご活用いただくことで、各段階(下図)における最善の判断・行動を助言できます。また、当事務所は不起訴1,500件超、無罪14件の実績を有しています。当事務所の「強み」をこちらからぜひお読みください。
薬物事件における刑事弁護士の重要性とは
逮捕前・逮捕・送検・勾留・起訴、いずれの段階でも、刑事弁護士の介入により結果を改善することができます。しかし、早い段階でご相談いただく方が選択肢を増やすことができます。被害者のいる事件では示談交渉を行い、被害者のいない事件では意見書の提出や環境整備を通じて、早期釈放・不起訴・執行猶予を目指します。警察や検察の違法な取り調べに対する監視も、刑事弁護士の重要な役割です。
前科がついたらどうなるの?
前科が付くと、解雇や懲戒の可能性、就職活動での申告義務、就けなくなる職業の存在、社会的信用の損失、離婚事由となる可能性、実名報道によりニュースがインターネット上に残る、警察や検察に記録が残る、海外旅行時の入国審査への影響、再犯後の刑事裁判で刑が重くなる、などの恐れがあります。迅速な弁護活動により不起訴処分を勝ち取ることで、前科を回避することができます。
ご依頼者様の生の声をぜひお読みください
経歴20年超の中村国際刑事法律事務所。これまで直筆のお手紙、メール含め400件超の感謝の声をいただいてきました。不起訴・執行猶予・示談成立・保釈成功・無罪などを獲得したご依頼者様からの「生の声」をぜひ読んでください。
先生のお陰で10日勾留延長なく保釈となりました。お願いして心強く本当に良かったと思います。
中村先生に力になっていただき、感謝しております。息子が逮捕されてしまい、身柄勾留となり、本人のことを考えると、毎日心配と不安で胸が張りさけるような思いをしていました。何もわからなくて不安の中、先生は連絡にすぐ返事をくださいました。保釈にむけて、勾留延長意見書を早々に出していただいており、保釈金や保釈請求の手続きと、中村先生のお陰で10日勾留延長なく保釈となりました。家に帰り、お風呂に入った息子が、家のお風呂が一番気持ちがいいと言ったことが忘れられません。あたり前に過ごしてきた生活ができること、続くことを願います。中村先生にお願いして心強く、本当に良かったと思います。
私に直接電話していただけたら今回得た経験から貴事務所を安心して依頼した方がいいと強く伝えさせていただきます。
中村先生、大変お世話になりました。無事不起訴となり感謝の念に絶えません。未明にインターネットを調べ幾つかの法律事務所に電話し、午前2時ころ中村先生と話を聞いていただきました。商取引で民事事件は原告側として何回か裁判の経験がありましたが、刑事事件は未知の世界であり、先生から的確な対応策を教えていただき信頼できる先生にお願いしようと思いました。早朝9時の約束を、8時には事務所を訪れました。親切な説明を受け即行動に移していただき、夕方には釈放していただきました。この間にメールや電話に出る勇気はなく心臓が止まる思いでした。釈放後の見通しも的確でしたが最終的に不起訴の連絡をいただくまでは不安で一杯でしたが、貴事務所に依頼して本当に良かったと思っております。刑事事件でどこの法律事務所に迷っておられる方がおりましたら、私に直接電話していただけたら今回得た経験から貴事務所を安心して依頼した方がいいと強く伝えさせていただきます。本当にありがとうございました。
味方になるという対応と一緒に闘ってくれる姿勢に先生にお願いしようと決めました。
相談した時に、味方になるという対応と一緒に闘ってくれる姿勢に先生にお願いしようと決めました。そのあと先生の聞きとりで聴取報告書や調書の作成の早さ、そして先生から警察へ担当弁護士になったという連絡をするという迅速な対応をしてくださり、心強かったです。また、警察、検事に対してどのような対応をすればよいのか分からず、全てにおいて不安でしたが、一貫して徹底した答えを出してくださり、こちらが不利にならないように助言してくださいました。無事、不起訴になり、本当に先生方には感謝しております。
奇跡が起きた様な思いでした。家族と幸せに生きて行けるのも先生との出会いがあったからこそだと感謝の気持ちで一杯です。
第一審で有罪判決を受け、懲役1年8月の刑が決まり、藁にもすがる思いで何人もの弁護士の先生に話を聞いてもらったのですが、みなさん、「一審の判決は覆ることは無い」と口を揃えて仰いました。実質7人ほど話をしたのですが、ほかの先生の中には、「早く時期を決めて務めてきた方が...」なんて言う人もいました。そんな中、中村先生だけが 「周りに協力してくれる人はいるの?」、「周りの協力があればもしかしたら...」と、仰ってくださり、諦めかけていた自分の心に希望の光が差した思いでした。確かに自分は犯罪者であり、犯した罪は償うべきでありましたが、先生は、私に社会生活の中で償っていく道を指し示してくださいました。家族を大切にすることや、感謝をもって穏やかな気持ちで生きて行くことを熱心に説いてくださり、心を打たれました。両親や兄弟、妻とも面談し関係を築いてくださり、先生の言葉を信じ、従った結果、控訴審では猶予判決を言い渡されました。奇跡が起きた様な思いでした。今、家族と幸せに生きて行けるのも先生との出会いがあったからこそだと、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
息子の生活指導まで面倒を見ていただき、親の言を馬耳東風きれる傾向のある関係から言えば有難かった。
中村弁護士に、息子の弁護を依頼して感じたこと。一審で実刑判決を受けた息子の控訴審を弁護していただき、執行猶予付きの二審判決に導いてもらえたことはよかった。一審で依頼した弁護士は、一審判決で執行猶予付きを予想していたのか、収監中の息子の言動にもかなり楽観した雰囲気が感じられたが、結果として実刑判決だった。しかも控訴審までの間、即時保釈の申請が行われず、不満を覚えるところがあったが、中村弁譲士は慎重で堅実に見えた。息子の生活指導まで面倒を見ていただき、親の言を馬耳東風きれる傾向のある関係から言えば、有難かった。中村弁護士に対する信頼感が生じ、母親の証言指導には全面的に従うことができた。家族に対するケアについては、要請された家族の証言が、裁判の阻害要因にならなかったことは、結果OKで、好指導だったと思われる。今回の控訴審を通して息子の生活好転が感じられることは、嬉しい限りだ。
外国人である主人のために英語の書籍を差し入れていただいたり、どんなに心が救われたか知れません。
今回は本当に色々お世話になりました。インターネットでこの事務所を見つけ、ここしかないという自分の直感だけを信じて、駆け込んだことが昨日のようです。中村先生から毎回、いまの現状、そして今後の見通しなどを解りやすく説明していただき、刑事事件が初めてで、混乱していた私にとって、どれだけ心の支えになったかしれません。拘留期間中は中村先生からの面会後の電話で、主人の様子を詳しく知ることが出来ました。特に先生には、主人のために英語の書籍を差し入れしていただいたり、必要な書類の作成のための細かい指示をしていただいたり、私からの不安な電話にもいつもきちんと対応していただき、どんなに心が救われたか知れません。先生方のご尽力のおかげで、保釈もしていただき、最終的に執行猶予もいただく事が出来ました。この感謝の気持ちは、言葉では到底表わせません。絶望的な毎日の中で、先生方の存在だけが、唯一の希望でした。本当に中村国際法律事務所に出会えて、良かったです。有難うございました。今後は二度とこういうことが起らぬよう、先生方からいただいた「普通の幸せ」をかみしめながら、きちんと生きていこうと思います。
もし何かのトラブルで困った人がいたら教えてあげたいと思う先生方と事務所のみなさんです。
この度は何とお礼を申し上げれば良いかわからないほど中村先生と柏本先生に大変ご尽力いただきました。不起訴の連絡をいただいた時は本当に嬉しく安心しました。まだ正式に依頼もしていなかった時に、先生に主人への伝言をお願いしました。その時に先生が「伝えればご主人が安心するでしょう」とおっしゃってくださり、主人の気持ちを考えてくださる方だと感じぜひ先生にお願いしたいと思いました。毎日お忙しいなか主人に接見に行ってくださり、そのあと私にも主人の様子を知らせてくださって感謝しています。先生のはげましがなかったら否認を貫けなかったと思います。それに接見禁止だったのに主人に面会できたのは先生が一生懸命解除の手続きをしてくださったおかげです。海外赴任中の主人のために関係のある国の法律を私がお願いする前にすでに柏本先生が調べてくださっていると聞き、すばやい行動に驚きました。そこまで考えてくださっているのかと、とても心強かったですし本当にありがたかったです。もし何かのトラブルで困った人がいたら教えてあげたいと思う先生方と事務所のみなさんです。心から感謝しています。本当にありがとうございました。
息子は先ほど無事イスラエルに到着し帰宅することができました。本当にありがとうございました。
この度は、私たちの息子のためにご尽力くださり誠にありがとうございました。息子は先ほど無事イスラエルに到着し、帰宅することができました。先生、本当にありがとうございました。神様の祝福がありますようお祈りしております。
薬物事件のこのようなお悩みを中村国際刑事の刑事弁護士が解決
まずは「薬物事件の無料弁護士相談」をご活用ください
以下のご相談にあてはまる方へ、ぜひ無料相談をご検討ください
中村国際刑事はなぜ薬物事件に強いのか?
薬物事件に強い弁護士が電光石火のスピード対応
合言葉"スピードは正義"
民事事件と異なり刑事事件は迅速な対応が求められます。逮捕されると即座に警察による取り調べが始まり、弁護士は取り調べに同席できません。逮捕された人は孤立無援の状態に置かれ、時には、弁護士が関与する前に自白を得ようとする警察官もいます。このため、できるだけ早く弁護士による接見や対応が不可欠です。当事務所では、経験豊富な弁護士が迅速に接見し、最良の解決策を提供します。刑事事件でお困りの方は、ぜひお早めにご相談ください。
元検事率いる実力派弁護士集団
刑事弁護士を選ぶポイントは"何よりも経験"です
刑事事件に巻き込まれた際、刑事弁護士を選ぶ最も重要なポイントは経験です。ご相談者様が直面している犯罪容疑に関する多くの事例を取り扱った経験があるかどうかが鍵となります。豊富な経験があって初めて事件の見通しを立て、的確な弁護戦略を立案することができます。当事務所の刑事弁護チームは、元検事弁護士のリーダーシップの下、強力な弁護活動を提供します。豊富なキャリアと実績に基づき、今後の見通しを助言するとともに、将来にわたって更生の道しるべとなるような弁護活動を実践しています。
【薬物事件】相談を迷っている方や、他の法律事務所に相談中の方へ
当事務所には、他の法律事務所に相談中や契約中の方からも多くの刑事事件に関する相談が寄せられています。その理由として、相談中の事務所が刑事事件の経験に乏しかったり、弁護士の対応が遅かったりすることが挙げられます。実際に、契約を当事務所に変更された方も多数いらっしゃいます。当事務所では初回相談を無料で行っておりますので、セカンドオピニオンとしてもお気軽にご相談ください。
迅速かつ粘り強い示談交渉力
電話相談を受けてから"翌日に示談成立"したケースも
当事務所の刑事弁護士は、豊富な経験と粘り強い示談交渉により、被害届や告訴の取り下げを実現し、多くの刑事事件で不起訴処分・前科回避を獲得してきました。被害者心情を熟知した示談交渉のプロとして弁護活動を行います。刑事事件において、示談が成立するかどうかは結果を大きく左右します。示談が成立すれば、不起訴処分や軽減された処分が期待でき、前科回避の可能性が高まります。
また、当事務所の柏本・坂本弁護士は、東京弁護士会の会員弁護士を対象にした示談交渉研修の講師を務めています。2022、2023年は柏本弁護士、2024年は坂本弁護士が講師を担当し、被害者との接触段階から示談締結に至るまで、各ステップで必要な心構えや示談成功率を上げるための技術を丁寧に指導しました。刑事弁護士としての実践的なスキルを高め、より良い結果を導くための示談交渉力を日々練磨しています。
メディア出演多数 女性弁護士在籍
"元検事弁護士"が指揮・政治家・芸能人の弁護実績多数
刑事弁護士として、テレビ(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビなど)やインターネット番組(ABEMA TVなど)に出演し、ブルームバーグなどの海外主要メディアへの寄稿や記事協力も行っています。また、週刊文春の「頼れる! 何でも法律相談」の刑事事件編に当事務所が掲載されました。弁護士としてのメディア出演だけでなく、政治家や芸能人など著名人の弁護活動におけるマスコミ対応の経験も多数あります。このような特殊な条件下での刑事弁護に加え、国際刑事事件も多数取り扱っています。
不起訴獲得1,500件超 無罪獲得14件の実績
刑事弁護士を多数輩出・刑事事件に強い法律事務所です
警察や検事に対峙する刑事弁護士の目的は、不必要な身柄の拘束を避け、無実の者が処罰されないように防御し、罪を認めている場合には温情ある判決を得ることです。当事務所では、この目的を達成するために捜査機関と対峙し、刑事事件において多くの解決実績を積み重ねてきました。有罪率99%という現実の中で、常に結果と成果を出す刑事弁護を目指しています。
中村国際刑事の解決実績
刑事事件に特化した法律事務所として2009年に設立。不起訴獲得1,500件超の実績。有罪率99%超の日本の刑事裁判において14件の無罪獲得。裁判員裁判取扱件数も23件あり、累計相談数は3万件超。
求刑懲役13年、罰金500万円に対し無罪判決を獲得
ユダヤ教を教える学校の学生3人が、スーツケースの二重底にMDMA(合成麻薬)7万錠を隠して入国したとして、逮捕されたという麻薬密輸事件。被告人は、イスラエルの宗教家から、運びを依頼されていた。名だたる弁護士が弁護団を結成。被告人3人のうちの1人の弁護を担当した。被告人は、スーツケースが二重底になっていたことは知っていたが、中身はアンティークだと思い疑問に感じなかったという。そこで、麻薬が入っているとは認識していなかったと主張して、無罪を争った。また、イスラエルの現地の様子を撮影し、有名な宗教家やアメリカの麻薬捜査局の関係者を呼んで証人尋問を行い、現地の詳細な事情を聞きとった。被告人の検察官とのやり取りや税関検査時の発言等から、被告人に「薬物」の運搬という認識がなかったことを明らかにした。これにより、求刑懲役は13年、罰金500万円だったにもかかわらず、無罪判決を獲得。
大麻共同所持の否認事件で不起訴を獲得
大麻の共同所持の否認事件で不起訴処分を獲得しました。事案の概要は、依頼者が友人の家に遊びに行った際に、友人が家宅捜索を受けて大麻所持が発覚したものです。その場に居合わせてしまったことから、共同所持を疑われたという事件でした。依頼者本人は所持も使用もしていないことから黙秘を貫き、弁護活動の結果、不起訴処分を獲得するに至りました。否認事件のため弁護活動方針が重要となりましたが、依頼者には一貫して黙秘を貫いてもらい、接見にも頻回に足を運びました。接見時に依頼者と取調べのシミュレーションを何度も行い、黙秘破りがなされないようにしました。また依頼者から取調べの様子を細かく聞き、検察官からの「取調べで何も答えずに黙っているということは日本語がわからないのか。通訳を付けた方がいいか」など不適切な取調べに対しては、抗議文を出し、適切な取調べを求めました。抗議文を出したことにより、不適切な取調べは改善されました。検察官に対しては、弁護人作成の意見書を提出し、依頼者の言い分を伝えるとともに、法律構成として、共同所持は成立しないことなどを主張しました。20日満期に起訴・不起訴の決定がされないまま釈放。警察官からは今後も依頼者の呼び出しが続く旨を告げられていましたが、弁護人から捜査機関に対し、今後取調べを継続したとしても、依頼者には黙秘をさせ続けることを強調したところ、一度も呼び出しがなく不起訴処分となりました。
大麻所持の控訴審で無罪を獲得
大麻葉片を所持していた大麻取締法違反事案で、押収された大麻葉片が、違法に収集された証拠であるとして証拠能力を争った。警察官が職務質問中に、逮捕要件が備わっていないにも関わらず、逮捕をし、大麻葉片を押収していた。証拠能力を排斥し、無罪判決を得ることが目標であった。警察官の違法逮捕を問題視し、違法逮捕を利用して押収された大麻葉片等が違法収集証拠に該当するとして、証拠能力が認められないとして争った。警察官の反対尋問に重点を置いた。第一審判決では、警察官の行為は違法性を帯びるが、大麻葉片などの証拠能力は認められ、有罪の判決となった。控訴審判決では、違法収集証拠であるとして、証拠能力が否定され、無罪判決を得た。
衣類に大麻が付着し、家宅捜索で大麻が発見された大麻取締法違反事件で不起訴を獲得
被疑者が友人とドライブに出かけていた際、職務質問を受けたところ、衣類に微量の大麻が付着していました。後日、前記大麻取締法違反(所持)により自宅に対する捜索差押えが実施されたところ、車内から大麻微量が発見された2件の大麻所持の事案です。被疑者はいずれも友人のものであるとし、所持の事実と故意を否認しました。被疑者は、捜索差押後の任意の取調べにおいて、車内から発見された大麻について「友人が置き忘れたもの」であると供述しました。しかし、捜査官から「早く認めれば家に帰れる」旨の利益誘導を受け、長時間にわたる密室での取調べから、車内に発見された大麻について「自分のもの」と認める旨の供述調書が作成されていました。受任後、弁護士は警察署に対し、自白調書の任意性及び信用性に疑問がある旨の意見書を提出し、再度取調べがなされることになりました。検察庁に送致後、検察官に対して、大麻所持の構成要件該当性に疑問があること、発見された大麻が微量であり可罰的違法性がないことなどの意見書を提出しました。さらに、弁護人から被疑者の両親に働きかけ、大麻とつながりのある交友関係を改めさせたり、日常生活の監督などの生活環境を調整して大麻の親和性が断絶されたことを主張したところ、不起訴処分を獲得しました。
違法な職務質問で発覚した大麻所持事件で不起訴を獲得
依頼者は職務質問を受けた際、大麻らしき乾燥植物片の所持が発覚し、警察官に抵抗して怪我をさせたということで、公務執行妨害罪および傷害罪で逮捕・勾留となり、2週間後に釈放されました。その後、当初の職務質問時に所持していた乾燥植物片が大麻であるとの鑑定結果が出たため、大麻取締法違反で再度逮捕・勾留されたという事件です。依頼者は、大麻所持が発覚した所持品検査・職務質問の際に警察官から体を羽交い絞めにされ、靴の中に隠していた大麻を無理やり取られて押収されたと主張していました。そのため、違法収集証拠排除法則の適用が争点となると見込まれました。また、公務執行妨害・傷害で処分保留釈放となった後、依頼者は特段逃げることなく生活し、警察の要請に応じて出頭したところ大麻所持で逮捕されたという経緯がありました。自ら出頭していることからおよそ逃亡のおそれもなく、先行事件と証拠も共通していると考えられたため、勾留の必要性も争点となりました。そのため、弁護活動方針としては、大麻所持で逮捕・勾留後、被疑者が自ら出頭していることや争点となる職務質問・所持品検査の適法性については先行事件と証拠が共通しているため、既に罪証隠滅のおそれがないことを主張し、準抗告を申し立てました。結果は認められ、依頼者は釈放となりました。その後、検察官からは取調べを予告されておりましたが、違法証拠排除法則の適用による無罪の可能性を排斥しきれないと考えたのか、一度の呼び出しもされず、不起訴処分となりました。
身に覚えのない覚せい剤取締法違反事件で不起訴を獲得
事案の内容は、突然対象者の自宅へ警察が来て、家宅捜索及び尿検査が行なわれました。その結果、身に覚えがないにも関わらず、尿検査で陽性反応が出たことにより、そのまま捜査が始まった覚せい剤取締法違反容疑の事案でした。対象者に前科・前歴はなく、以前身内が合法ドラッグを使用していたこと、数日前にその身内にもらった市販の栄養ドリンク(開封済み)を飲み、体調に異変を感じていたとの事情がありました。対象者は一貫して否認を続けておりました。尿検査の結果は陽性だったものの、家宅捜索で何も出なかったことや、本人が身に覚えがないとの主張を続けていたことから、すべて警察へ正直に説明するように指導しました。弁護人選任後の初回取調べには弁護人が同行するほか、定期的に警察へ連絡し、捜査の進捗状況の確認や事情説明も行ないました。受任直後、逮捕を回避するために対象者両親の協力も得て、逮捕回避の意見書を作成し身元引受書とともに警察署へ提出しました。携帯のデータ提供を含め、事件前1カ月に出会った人の情報提供等も積極的に行ない、捜査へ協力的な姿勢を示しました。弁護活動の結果、送致後、対象者は検察庁から呼び出されることなく、送致後約10日と早期に不起訴処分となりました。
麻薬特例法違反被疑事件において、不起訴処分となり会社からの懲戒処分を免除
被疑者が、中国から郵送された医療機器を日本国内で受領し、保管していたところ、同医療機器内に覚せい剤約1キロが隠匿されていたという麻薬特例法違反被疑事件。被疑者は一貫して故意を否認していた。被疑者は、韓国人の妻と共に、日本に長年居住しており、今後も日本に居住することを望んでいた。被疑者は一貫して否認しており、嫌疑不十分による不起訴を目的に弁護活動を行った。客観的に覚せい剤が隠匿されていたことは証拠上明らかであり、主観面が問題となっていたため、黙秘させることなく、積極的に医療機器を受け取った経緯について説明させた。弁護人からも、被疑者の供述調書、被疑者の妻の供述調書等を作成し、検察官に送付した。被疑者に覚せい剤についての認識がなかったことについての最終意見書を検察官に送った。その結果、嫌疑不十分によって不起訴処分を得ることができた。さらに、長期間会社を欠勤することになったため、弁護人から会社へ連絡をとり、不起訴処分の意味についても会社に説明した。よって、被疑者は会社からの懲戒処分も免れた。
大麻リキッド吸引事件で不起訴を獲得
大麻リキッドを吸引したことで心臓発作状態となり、自らリキッドを吸引したことを119番通報し、警察署にも大麻取締法違反として捜査が開始されたという事例です。依頼者は令和4年2月にインターネットにて当時厚生労働省による指定薬物に指定されていなかったヘキサヒドロカンナビノール(以下、「HHC」といいます。)を含有するリキッドを購入しました。同年3月7日に厚生労働省がHHCを指定薬物に指定したことを受けて再度HHCリキッドを購入し、所持使用していました。依頼者の供述によれば、購入所持使用したのはHHCリキッドであると認識していたため、鑑定によりリキッドに大麻が含まれていた場合には、大麻取締法の故意が問題となりました。大麻が検出されなかったとしても、再度購入した当時、HHCは指定薬物として所持使用が禁止されていたため、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律違反(以下、「薬機法」といいます。)が成立し、逮捕・起訴のおそれがありました。HHCリキッドに大麻が含まれていない場合であっても、薬機法違反により逮捕の可能性がありましたので弁護人は、自らの119番通報によって警察署が発覚するに至ったことから、自首に類似するものとして警察署に対して出頭確保を誓約する旨の意見書を提出するなどして逮捕回避に取り組みました。鑑定の結果、HHCリキッド内には大麻が含まれていなかったため大麻取締法違反から薬機法違反に切り替わり、在宅事件として進められることになりました。弁護人は取調べ前に依頼者と打ち合わせて、指定薬物に指定された後にはHHCリキッドを購入していないこと、メンタルクリニックに通院して薬物からの離脱を図っていたこと、自ら119番通報していること、自身も生死をさまようなど指定薬物の危険性を認識していることなどを主張し、不起訴処分を目指しました。依頼者はHHC所持及び認識について自白していましたが、規制後間もないこと、依頼者自身も生死をさまよったことなど危険性について十分に認識したことなどから、不起訴(起訴猶予)処分となりました。
ご依頼の流れ
豊富なキャリアと実績に裏打ちされた今後の見通しを助言。無料電話相談のほか、ZOOM、Meet、Skypeなどオンライン相談にも対応しています。
【薬物事件】無料電話・メール相談のみで解決することも
正式な依頼をする必要はありませんので、お気軽にご相談ください。実際に8割以上のご相談者様が無料相談のみを利用しています。無料相談だからといって、正式依頼を迫ることは一切ありません。また、悩みを打ち明けるだけで気持ちが楽になることも多いです。全力でサポートいたしますので、心の重荷を軽くするためにも、まずは無料電話・メール相談をご検討ください。
【緊急・お急ぎの方へ】接見(面会)先行サービスについて
ご家族が逮捕されて様子が分からない、一刻も早く状況を知りたいご依頼者様向けに「接見(面会)先行サービス」を提供しています。逮捕後、接見できるのは弁護士だけです。また、どの弁護士に依頼すればよいか分からないお悩みに対しても、接見先行サービスをぜひご利用ください。刑事弁護士のスピードと働きぶりを見た上で、正式依頼をご検討いただけます。実際に弁護士が急行するため費用を「55,000円(税込)」いただいております。大切な初動の72時間を有効にご活用ください。
参考 - 初動の72時間、刑事事件の流れとは
刑事事件のよくあるご質問
職場や学校に知られず解決できるの?
詳しく見る事件のことが職場や学校などに知られてしまうのは、大きく分けて①本人の身体拘束が続き、無断欠勤を避けるために家族が連絡せざるを得なくなる②警察が連絡する③報道により知られてしまう、の3つがあります。①について、逮捕されて身体拘束されると、職場に出勤できず、本人が職場に電話することもできないという状態になり、事実を伝えざるを得ない状況に追い込まれることがあります。②全ての事件において警察が職場に連絡するわけではありませんが、捜査上職場から聴取する事項がある場合などは、職場に連絡することもあります。なお、少年事件の場合には、警察と学校が連絡協定を結んでいることがあり、その場合には自動的に学校に連絡がいきます。①②③いずれについても、弁護士が活動して本人が釈放されたり、適切な対応をすることによって、職場や学校に知られずに解決できるケースが多くあります。ご不安な場合は、早い段階で弁護士にご相談ください。
私選弁護人と国選弁護人の違いとは?
詳しく見る国選弁護人と私選弁護人の違いは、費用負担と選任方法にあります。国選弁護人はお金がない等の理由で自分で弁護士がつけられない人に対して、国が国費で費用を負担し、弁護士をつける制度です。資力が50万円に満たない人は誰でも、国選弁護人を選任してもらうことができます。国選弁護人の費用は、ほとんどの場合、国の負担となり、自分で支払う必要はありません。ただし、国選弁護人の場合、被疑者・被告人が自分で弁護人を選ぶことはできません。各弁護士会には、国選弁護人として選任されることを希望する弁護士のリストがあり、その中からランダムで選ばれます。私選弁護人は、自分で弁護士を雇うことを指します。弁護士に払う費用が発生しますが、自分で弁護士を選ぶことが出来るので、刑事事件の経験が豊富な弁護士、自分の事件の分野に精通している弁護士、相性の合う弁護士を選んで弁護人とすることが出来ます。
逮捕された身内に面会や差し入れができるの?
詳しく見る逮捕された場合、通常は逮捕を行った警察署に連行され、警察署内の「留置場」に収容されます。留置場に持ち込める物品には厳しい制限があり、携帯電話やパソコンなどの電子機器は一切持ち込めません。一定の条件のもと、面会は可能ですが、逮捕されて数日間は平日であっても面会を認めない警察署が多くなっており、面会が可能になっても、平日の日中に限られ、15分程度しか面会をすることはできません。また、共犯者がいるなど一定の事件については、「接見等禁止決定」が裁判所から出されることがあり、この場合は、弁護士以外との面会はできなくなります。差入れは、現金や本、雑誌、眼鏡、衣類などが可能ですが、衣類は紐や金具が付いているものは禁止など制限があります。なお、弁護士は24時間365日面会・差し入れが可能なので、夜間や休日にも時間制限なく面会することができます。
事件を起こしたら必ず前科がつくの?
詳しく見る前科は、裁判所から有罪判決を受けることです。事件を起こし、警察による捜査が始まったとしても、それだけで前科がつくわけではありません。事件を起こしてしまった後であっても、弁護士をつけて被害者との間で示談を成立させるなどの活動をすることによって、事件が裁判所にいかずに終了する(不起訴処分)こととなれば、前科はつきません。なお、20歳未満の場合は家庭裁判所で保護処分を受けますが、これは前科ではなく前歴となります。前科がつくと、捜査機関に記録が残り、将来の犯罪時に不利になる可能性があります。また、国家公務員や医師などの職業に就く際、前科が影響を与える場合があります。
逮捕されたらいつ出てこられるの?
詳しく見る逮捕された場合、基本的にその翌日または翌々日までは釈放されません。逮捕の効力は原則として72時間であり、それ以上身体拘束を継続する場合には、勾留という手続がとられることになります。通常であれば、逮捕された翌日~3日後の間に、勾留となり身体拘束が継続するか、勾留されずに釈放されるかが決まります。弁護人を選任すれば、検察官や裁判官に対し、勾留の回避や釈放を求めることが可能です。勾留が決定すると最大23日間拘束され、日常生活に大きな影響が出ますが、弁護士が被疑者に有利な事情や証拠を主張し、罪証隠滅や逃亡のおそれがないことを示すことで、勾留を防ぐ可能性が高まります。なお、逮捕がされておらず、今後逮捕の可能性があるケースにおいては、弁護士が逮捕を防ぐための活動を行います。
実名報道されてしまうのか?
詳しく見る事件が発生した場合、警察署が報道機関に事件の情報を提供するということが行われています。そして、報道機関はその中から報道の対象とするものを選んで報道します。報道されるかどうかは様々な要素を加味して決定されますが、有名企業の会社員や有名大学の学生、公務員など、世間の関心が集まる立場にいる方については報道されやすい傾向にあります。また、報道されやすいタイミングは逮捕時や起訴されたときです。そのため、逮捕や起訴をされないようにすることが最も効果的な対策となります。また、逮捕・起訴された事件であっても、弁護士において実名報道を回避するための活動を行う場合もあります。
弁護士紹介
中村 勉Tsutomu Nakamura
北海道函館市出身で、中央大学法学部とコロンビア大学ロースクールLLMを修了しました。これまでに無罪判決を6件(完全無罪4件)獲得し、控訴事件でも原判決破棄や逆転執行猶予判決を多数勝ち取った実績があります。また、著名な国際刑事事件に関わるキャリアを持ち、刑事事件に注力して活動しています。
小島 千早Chihaya Kojima
ニューヨーク大学ロースクール卒業後、Morrison & Foersterのニューヨークオフィスで勤務し、日本企業の米国進出に関する法律問題に対応。現在は外国法事務弁護士として、米国に事業を展開する企業や個人に対し、雇用や規則制定、独占禁止法、海外腐敗行為防止法などに関するアドバイスを提供。最新の米国法や判例情報も提供しています。
川瀬 雅彦Masahiko Kawase
こんにちは、弁護士の川瀬雅彦です。私は長年検事として、法と証拠に基づき刑事事件の真相解明や適正な量刑の確保に努めてきました。今後は、検事時代の経験を活かし、弁護士として依頼者と同じ目線に立ち、社会正義の実現と人権保障に取り組んでいきます。
柏本 英生Hideo Kashimoto
このページをご覧の方の中には、人生で一度あるかないかの困難な状況にいる方も多いでしょう。不安な気持ちをお持ちかと思いますが、まずはその不安を取り除くお手伝いをさせてください。弁護士は医者と似ており、不安な依頼者の気持ちを理解し、誠実に質問に答え、説明することを心がけています。その上で最良の弁護活動を行いますので、まずはご相談ください。弁護士は依頼者の絶対的な味方です。
坂本 一誠Issei Sakamoto
私は100件以上の刑事事件を担当し、日常的な事件から重大事件まで幅広い経験を積んできました。近年は無罪判決や控訴審での逆転執行猶予を獲得するなど、重大事件を多く手掛けています。突然の逮捕や警察からの連絡で生活が一変する不安を理解し、日常を取り戻すために全力でサポートします。今、不安を感じている方はぜひ私たち弁護士にご相談ください。最善の結果を目指します。
上野 達夫Tatsuo Ueno
東京大学経済学部を卒業後、司法修習を経てニューヨーク大学ロースクールに留学し、ニューヨーク州司法試験に合格。帰国後は大手法律事務所や企業内弁護士として幅広い経験を積み、特にM&Aや国際紛争など実践的な業務に従事しました。英語力と国際ネットワークを活かし、企業法務や国際相続・離婚など国内外の幅広い案件に対応可能です。各種契約、労務問題、訴訟対応など、日常的な企業法務にも対応しています。
山口 亮輔Ryosuke Yamaguchi
千葉事務所長の山口亮輔と申します。首都圏の刑事・民事事件、少年事件に加え、子ども担当弁護士や障がい者支援、依存症者の生活環境調整活動に取り組んでいます。事件化や逮捕を避けるために、自首や示談交渉を行うなどの対応をしています。早期に弁護士に相談することで、逮捕回避や不起訴処分の可能性が高まります。経験豊富な弁護士にご相談ください。
高田 早紀Saki Takada
弁護士の高田早紀と申します。依頼者やご家族に寄り添い、刑事手続に対する不安を少しでも取り除くことを目指しています。活動を通じて、本人や家族の気持ちに向き合い、今後の生活を考えることが役立つと信じています。また、現在だけでなく、将来の不安にも耳を傾け、その解消に努めます。どうぞよろしくお願いいたします。
アクセス
中村国際刑事法律事務所は全拠点、最寄り駅より徒歩5分圏内。東京(水道橋、立川)、千葉、埼玉、大阪、愛知のほか、控訴・上告事案は全国対応。
弁護士費用
初回電話・メール法律相談 |
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無料詳細なご相談、ご来所相談、オンライン相談は、5,500円~/30分程度 |
緊急接見(面会)先行サービス | 自首・出頭同行サービス |
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55,000円~ | 110,000円~ |
弁護活動にかかる費用 - 逮捕、勾留されていない場合
着手金 | 報酬金 |
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440,000円~ | 不起訴獲得440,000円~ |
弁護活動にかかる費用 - 逮捕、勾留されている事件
着手金 | 報酬金 |
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440,000円~ | 不起訴獲得440,000円~ |
身柄解放成功110,000円~ | |
接見禁止解除成功55,000円~ |
事務所情報
事務所名 | 弁護士法人中村国際刑事法律事務所 (英名: Nakamura International Criminal Defense LPC) |
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所在地(本店) | 東京都千代田区神田三崎町2-17-2 日宝水道橋ビル 3階 |
設立 | 2009年9月 |
電話番号 | 0120-971-195 |
所属弁護士(所属弁護士会) | 中村 勉(大阪弁護士会) 小島 千早(外国法事務弁護士) 川瀬 雅彦(愛知県弁護士会) 柏本 英生(東京弁護士会) 坂本 一誠(東京弁護士会) 上野 達夫(東京弁護士会) 山口 亮輔(千葉県弁護士会) 高田 早紀(埼玉弁護士会) |
代表者 | 中村 勉(大阪弁護士会) |
営業日 | 平日 0:00 ~ 0:00, 土日祝 0:00 ~ 0:00 |
主な対応エリア | 関東, 関西, 中部 ※控訴・上告は全国 |
主な取扱い分野 | 刑事事件 (性犯罪、薬物、暴力事件、窃盗・万引き・詐欺、財産・経済事件、交通事故、国際的・特殊な刑事事件 等) |
本店/支店情報 | 東京事務所(本店)東京都千代田区神田三崎町2-17-2 日宝水道橋ビル 3階 立川事務所東京都立川市柴崎町3-14-21 マル井ビル立川 306 千葉事務所千葉県千葉市中央区中央4-10-16 第22CIビル 102 さいたま事務所埼玉県さいたま市中央区下落合6-12-20 ALVEARE 103 大阪事務所大阪府大阪市北区西天満3-6-22 日宝北大阪屋ビル 306 名古屋事務所愛知県名古屋市東区泉1丁目1-31 吉泉ビル |